妹の寝息と16インチのブラウン管テレビ

私のゲーム好きは間違いなく母譲りであろうと思う。

 

ポケモン金が欲しい!と父方の祖父にねだった結果、我が家に来たのはゲームボーイの「ポケモンでパネポン」であった。これじゃない違う!と大泣きしたけれども、結局しずくのあとを付けたまま、割と楽しくプレイしたのを覚えてる。そう上手でなかったので初心者モードの最後のジムあたりがクリアできずに辞めてしまったが。

 

 

当時を考えれば全然詳しくも好きでもないのに、かわいい孫に頼まれたが為にスーパーのおもちゃ売り場のショウケースを必死に探して、店員さんに確認して買っただろうに、孫に泣かれたらたまったものではなかろう。祖父の切なさを心中察する。

 

 

その後母親に無事金を買ってもらい殿堂入りした後も何度もプレイした。中学生時代にリメイクのハートゴールドが出て、楽しみすぎてどうしても手に入れたいので、ジャスコに勤めている友達の母親にまで頼み込んで取り置きしてもらった。

 

今でもたまにDSを引っ張り出してプレイするが人生で5本の指に入るくらい大好きなゲームだ。

 

 

実家には母の64とスーファミがあったので私もよくプレイさせてもらった。私はワギャンランドが好きだったが、セーブがなく凄く長いコードを紙に書き写していた。小学生だからコツコツやっていたが、今考えると当時だからできていたなって思う。

 

 

夜中ふと目を覚ますと、母が暗い部屋で一人ブラウン管テレビに向かっているのをよく見かけていた。母はスーパーマリオワールドが好きで何週もクッパを倒していた。

 

私はアクションがそんな得意ではないので母が休みの日は母のプレイを食い入るように隣で見ていた。

 

 

しかし今なんとswitchでお金を払えば、当時のままのスーパーマリオワールドが遊べる機能が実装されている。ワギャンはないので残念だけども、文明の利器に感動している。

 

今も母のように上手にクッパは倒せないけど、一矢報えるようにチャレンジしようと思う。

 

 

マリオワールド

ドーナツへいや 懐かしすぎる