冷蔵庫にいる古株の瓶調味料たち

どうしてビンの調味料やらジャムやらはこうも使い切れないのだろうか。最初はスーパーの「見切り品コーナー」で見つけると、”待って!これ半額だしめっちゃ美味しそうじゃん♪”とテンション爆上げで買うものの、2,3回使ったら最初の勢いはどこへやら。卵と牛乳パックによって冷蔵庫の奥に押しやられ、土産で貰ったフルーツゼリーと共に台所の不良債権と化すのだ。

だいたい買う人がそんなに居ないから、売れ残りの見切り品コーナーに鎮座しているのだ。いかにも冷蔵庫内を圧迫しそうな瓶のリンゴジュースなども例に漏れず、美味しくて手頃な値段のリピートしたくなるような商品なら、ワゴンセールで売られていないという事実に、買う前に気づくべきである。

 

 

でも誰しもそんな物事を深く考えてはいないので、何回も間違いを犯す羽目になる。今回は冒険しよう!と思って買ってみた少し値段の張るキャロットドレッシングも、買ってみたら大外れで、結局安パイのキューピーのゴマドレに戻るのだ。

もう何か外部から電波が送られているとしか思えない。見切り品ワゴンや調味料コーナーにのみ発信されている脳の判断を狂わせるwifiか、はたまた脳内会議に普段は参加しないのに急に「熱くなれよ!」と口出ししてくる松岡修造なのか。

 

瓶の調味料の話に戻るんだけども、先日久世福商店でなめたけの瓶詰めを買った。七味味もあったが、美味しそうなので素材の味を楽しもうと、、なんていっぱしな違いの分かる消費者気取りでプレーンのものを買ってみた。

 

久世福商店 なめ茸

 

これ、私の舌が貧相だからなのか分からないが、すげえ味が濃いのである。パッケージ通りの量でご飯に乗せてみたら、なめ茸の味がしっかりし過ぎているので食べられず、ご飯を足してなんとか完食した。

珈琲スプーンでご飯にちみっと乗せてみたらちょうど良かった。世間のマダムや舌が肥えている人はこれをモリモリご飯に乗せないと満足できないのだろうか。

 

なので毎回、雀の涙程度しか消費しないので小瓶がまっったく減らない。貧相なくせにその時々によって今日は麺が食べたいだの我儘を言う舌なのでお米を食べないこともしばしば、そんな調子だが頑張って珈琲スプーンを引き出しから取り出して消費していた。

大体いちいちスプーンやら小道具が必要なのも億劫なんだ、チューブになっていてご飯にパッと絞り出せるものなら洗い物も減るのに。

そんなことを悔いていても仕方ないのでせっせと消費していたらようやく昨日なめたけを全て使い切ることができた。残ったのは少しの達成感とやっと終わった、、という徒労感だった。これに懲りてもう無駄な調味料は買わないぞと誓った。

しかしどうせしばらくすると、通りがかったワゴンの前で松岡修造が口出ししてくるんだ。そこですかさず言ってやる。「なんで人の脳に出てくるんだよ」って。

 

雑記

最近近所の本屋が閉店してしまった。日本全国で本を買う人が年々減っているらしく、気軽に本を買えるところが減るのは由々しき事態だと思う。

コンビニでも本と雑誌のコーナーが縮小してきて、生活必需品売り場に押されている。コンビニでよく買っていた覚えがある、色んな漫画の選り抜きが収録してある漫画本を。コンビニコミックというらしいが、一時期不眠に苦しんでいた際、あの本を読んでいた。

面白過ぎることもなく、かと言って読むのが苦痛にならない塩梅でちょうどよく、30分ほどすると眠くなるので、眠れない夜に重宝した。

 

今は漫画はネットのサブスクでたくさんのものがあるので、読むのには苦労しないけども、小説は画面で見ているとすごい目が疲れるので、できたら紙のものが長生きしてほしいなと思う今日この頃であった。

 

 

 

 

 

 

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