先日、駅前のドトールに寄ったらたまたま前職の上司と出くわした。偶然ですね~!と一緒の席に座って、近況など話し終えたら、上司が続けてきた。
上司「実はさ、この前面接した子がすごくて」
何がすごかったんですか?
上司「面接なのに革靴じゃなくて普通のスニーカーで来たんだよ」
ええ~??
どんなスニーカーですか?最近よくあるキャンバスっぽい無地のスニーカー?
上司「いやそれが普通のニューバランスのスニーカーだったんだよ」
えええ~~????
私の頭にハテナマークが倍増した。聞いてみると正社員の面接に来た男性。詳しい年齢は伏せるが20代そこそこの彼は、スーツを着て足元だけニューバランスのスニーカーで来たという。
なんで革靴じゃないの?と面接した上司が尋ねてみると、彼は何と「(革靴は)持ってないので、これでもいいかと思った」と返した。
そのスニーカー男は結局不採用にしたとのことだ、当然の流れである。
どひゃーーと思った。昨今のZ世代とかゆとり教育がどうなんだ!と言うつもりはないけれど、ていうか私もゆとり世代だし。でも何でそんなスーツにスニーカーがセーフの思考になるのかよくわからない。
続けて聞くと上司曰くそういう人はめずらしくないというのも更にビックリ。カバンを肩掛けのエナメルバッグを持ってきたり、ネクタイをせず来る人はまだかわいいもので、私服で来る人なんかも居るらしい。しかも結構な割合で。
いやこれはすごいなと思った。まだ上司の会社に来る前に内定が他の会社で出ていて、上司の会社の面接はテキトーでいいやと考えるならまだ救いようがある。いやそれもダメなんだけどさ。
まず何よりも自分の身のふりによって他人がどう思うか分からないというのが一番の問題かなと思う。私も人付き合いなんてそう好きじゃないけども、自分の行動に相手は何を思うか想像はできていると思っている。
これ以上書くと悪口ばかりになるのでこの話はこれで終わるけども、世の中色んな人がいるんだネェと思った一件であった。
雑記
最近北風がさらに強くなってきた。本当に寒い。まだ衣替えもまともに終わってないんだ。短パンも私の棚で次はいつ活躍できるんだと今か今かと待機しているのに、今年の出番はもうないと通告するのは心が痛む。
だいたい衣替え自体がめんどくさいのだ、棚から服をいっさいがっさい床に広げて、一つ一つ畳み、衣替え用のカラーボックスに詰める。そして冬服も畳み空っぽになった棚に端から仕舞っていく。実に億劫だ。
この作業だけ業者に頼もうかしらと思う。でもしっかり調べてもないけれどもどうせ高額なお金を請求されるのだろう、貧乏人にラクは許されない。
でもこの記事を書きながら、いつやろうかとウダウダ悩んでいる。このままあっという間に寒さを感じず冬が過ぎればいい。そうすれば期待に満ちた短パン君に非情な通告をしなくても済む。私の心は荒まないのだ。